いまならなんとChromeで遊べる「鬼畜王ランス」
98時代からのギャルゲーの大御所アリスソフトが贈る「ランス」シリーズの5作目に当たり、RPGでリリースされていた4作目までの世界を舞台にした、壮大なスケールのシュミレーションRPGで、シリーズのファン感涙モノの土地、キャラ、イベントなどが総登場。
しかしながら、もともとキャラが非常に秀逸に立っているシリーズなだけにはじめて「ランス」に触れるプレーヤーもほとんど違和感無くすんなりゲームに入り込んでゆくことが出来ます。
実際、僕もこのシリーズは一つもプレイしたことが無かったのですが、ストーリーを追うごとにいかんなく発揮されるキャラクター達の強烈な個性あふれるイベントにつぐイベントをこなしていく内にまったく自然に世界観に溶け込めていました。
ゆうに文庫本5冊分はあろうかという膨大な量のテキストも、このキャラ達のサイドストーリー、そして濡れ場を語る上で重要な役割を果たしています。
下手なサウンドノベルの比ではありません。官能小説10冊買うならこちらを選びましょう。とかく「ギャルゲー＝クＯゲー」の風潮が強い昨今、女性キャラが脱がなくても十二分に「ゲーム」として遊べる作品が、まだまだPCにはたくさんあります。「EVE」「TO HEART」等、PCから”お楽しみ”の部分だけを綺麗にとっぱらって家庭用ゲーム機でリリースされ、大好評を博している作品も数多く存在していますが、このゲームだけは、どう逆立ちしても絶対に移植されようがない、生粋のPCゲームの名作です。
国盗り型シュミレーションRPGの例に漏れず、ものすごい数のキャラが登場します。三国志なみ。「ど～も最近のゲームってキャラが薄いなぁ…」とお嘆きの貴方。主人公の口数が極端に少ない堀井型のRPGがどーにも気に食わない貴女。
是非一度プレイしてみて下さい。
お気に入りのキャラが、必ず居ます。
うざったいぐらい主人公がしゃべりまくります。
本作品自体はアリスソフトの「配布フリー宣言」により、Windowsパソコンを持っている人ならだれでも遊べる状態になっているのですが、これをChrome拡張で遊べるようにした猛者が現れました。
鬼畜王 on Chrome : https://kichikuou.github.io/
Google Chromeブラウザさえあれば、MacのひとでもLinuxのひとでもこの名作を遊べてしまう、ものすごい時代になりました。ご堪能ください！
